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虫について本気だして考えてみた

私は、虫が嫌いだ。

いや、もっと正確に言おう。

私の体が、本能が、生理的な何かが、彼らを拒絶するのだ。

彼らが我々の生態系において重要な役割を果たしているのは知っている。

私は彼らを嫌いになりたいわけではない。

寧ろ、好きになれない自分が、もどかしく、不甲斐ない。

エピソード1

5歳の私。

幼稚園の園庭で楽しく遊んでいる。

突然、男の子が虫をもって追いかけてきた。

私は逃げた。

最初は笑いながら・・

でも途中から本当に嫌になった。

虫じゃない。

その男の子が。

「おい。全然たのしくない。やめろ。」

心の中でそう思った。

私は追いかけた。

怒りで叫びながら。

男の子は逃げた。

エピソード2

7歳の私。

エイプリールフール。

父と公園のブランコで遊んでいる。

私の背中を押していた父が突然、

「あ、背中に大きな虫がついてるよ!!」

と叫んだ。

パニックになった私はブランコから転げ落ちた。

エイプリールフールの意味を初めて知った。

怒りで大泣きしながら家に帰った。

母は父を叱った。

父は謝った。

虫の存在意義

虫の存在意義ってなんだ?

生態系の一部として不可欠ならば、なぜ私は虫を拒絶する必要がある?

そもそも、人間だって虫と同じ、自然の一部。

共存していくのが自然なはず。

ならば害虫はなぜ発生する?

害虫は自然なのか不自然なのか?

今日も自問自答は続く。

セミの声って

今年も夏がやってきた。

セミの声って、良いよね。

分かりやすく、夏の始まりと終わりを教えてくれるから。

100匹くらい鳴いてるのかと思うと、

突然鳴き声がピタッと止まることがある。

「え?!今鳴いてたのって、1匹だけだったの?!」

と驚くことがしばしば。

それにしてもセミの鳴き声ってデカい。

男児の母になって思う

私は今、息子に嘘をついている。

「お母さんは、虫が大好き」

「ダンゴムシ、可愛いね」と。

私も虫を触ることができるようになる。

そんな淡い期待を抱きながら・・

さあ、今日も前を向いて歩こう。

セミの抜け殻を踏まないように・・

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